社労士資格保有者 Takeshi

サラリーマンが副業で節税できること一覧:合法的に税負担を減らす方法

更新日:2026-06-21 | 社労士資格保有者が情報提供

サラリーマンが副業で節税できること一覧:合法的に税負担を減らす方法

サラリーマンとして毎月の給与から源泉徴収される税金に加えて、副業の利益にも税金がかかると気づいたときの落胆は大きいもの。しかし賢く制度を活用すれば、合法的に税負担を減らせる方法が複数存在します。本記事では、副業収入がある会社員が実際に使える4つの節税方法を、具体的な計算例とともに紹介します。

副業の経費計上:最も確実な節税方法

副業で得た収入から「経費」を差し引いた金額が課税対象になることを知らないサラリーマンは意外に多くいます。これは副業全般で最優先に活用すべき節税方法です。

たとえばWebライターとして月10万円の副業収入がある場合、以下の経費を計上できます:

月10万円の副業収入で経費が3万円あれば、課税対象は月7万円。年間では経費で36万円削減できるので、約10万8000円の所得税・住民税が軽減されます(所得税23%・住民税10%の場合)。

重要なポイント:経費は「副業の収益に関連して」いる支出である必要があります。明確に記録し、領収書やレシートを保管しておきましょう。青色申告(副業所得が20万円以上の場合)なら白色申告より経費の証拠力が強まります。

iDeCo(個人型確定拠出年金):掛け金全額が所得控除

iDeCoはサラリーマンの傍らで副業をしている人にも強力な節税効果をもたらします。拠出額全額が所得控除の対象となるためです。

iDeCoの掛け金上限

サラリーマンで企業年金なし、月2万3000円を拠出する場合:

年間27万6000円の所得控除が得られ、所得税23%・住民税10%の場合、年間9万1080円の税軽減が実現します。

副業収入との組み合わせで強力になる理由は、給与所得と副業所得の両方に対して控除額が適用されるため。副業で年100万円の利益がある会社員なら、給与と副業を合わせた総所得から27万6000円を引けるわけです。

ふるさと納税:副業利益も納税額に含まれる

ふるさと納税で控除できる上限額は「年間の納税額」に基づいて決まります。副業がある場合、この上限が変わります。

給与所得300万円の会社員なら、ふるさと納税の控除上限は約4万円程度ですが、副業で年100万円の利益がある場合、合計所得400万円となり、ふるさと納税の上限は約5万6000円に引き上がります。

つまり副業がある人は、ふるさと納税でより多くの控除を受けられるということです。

具体的な計算例

ふるさと納税の返礼品価値(30〜50%程度)を考えると、4〜2万7000円分の実質価値を受け取りながら税負担を減らせます。

小規模企業共済:副業が継続して利益を生む場合の選択肢

副業の形態が「個人事業主」の場合(フリーランス、自営業など)、小規模企業共済という制度が選択肢に入ります。ただしサラリーマン本業の傍ら軽い副業をしている人には、掛け金月1000〜7万円の拠出が重い可能性があるため、慎重に判断する必要があります。

小規模企業共済の掛け金も全額所得控除の対象です。月7万円(最大額)を拠出すれば、年84万円が控除され、年間24万2000円の税軽減になります(所得税23%・住民税10%)。

副業収入との組み合わせで見るメリット

年150万円の副業利益がある場合、月7万円の小規模企業共済に加入すると、課税対象が150万円から66万円に圧縮されます。所得税の段階的な税率(15%→23%→33%)を考えると、利益が多い副業ほど効果的です。

しかし加入には個人事業主の届出が必要で、サラリーマンとしての身分では加入できません。実質的に「副業が本業並みの規模」になっている人向けの制度と言えます。

青色申告と白色申告:どちらを選ぶか

副業所得が20万円以上の場合、確定申告が必須です。このとき「青色申告」を選ぶと、さらに節税効果が出ます。

青色申告のメリット

月20万円(年240万円)の副業利益がある場合、経費で80万円削減できれば課税対象は160万円。青色申告なら特別控除65万円をさらに引けるため、課税対象は95万円まで圧縮されます。

白色申告より約10万5000円の税負担が軽くなる計算です(所得税23%・住民税10%)。

まとめ:組み合わせで最大効果を引き出す

副業があるサラリーマンが確実に実行できる節税方法は、この優先順:

1. 副業の経費計上(最優先・誰もが実行可能)

2. iDeCo拠出(定額で確実な効果)

3. ふるさと納税(副業で控除上限が上がる)

4. 小規模企業共済(副業が大規模な場合)

5. 青色申告(確定申告時の申請で実現)

年100万円の副業利益があれば、経費30万円+iDeCo27万6000円+ふるさと納税5万6000円で計約63万円を所得から除外でき、19万円前後の税負担削減が期待できます。

ただし制度ごとに条件や期限があるため、自分の副業形態・収入規模に合わせた戦略が必要です。副業AI相談室で詳しく聞くことで、あなたの具体的な数字に基づいた節税プランが得られます。

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